聖書別日ごとの糧   >>   テモテⅡ[2021]

2021年 07月 31日 (土)

テモテへの手紙第二4:1-22(2)
みことばを宣べ伝えなさい

使徒パウロは、終わりの時にみことばを宣べ伝えなさいと厳かに命じています。積極的に伝えるべき理由は、主が全ての人の救いを願っておられ(Ⅰテモテ2:4)、大宣教命令を私たちが言い渡されたからです(マタイ28:19,20,マルコ16:15)。また、最後の裁きの日に、義の栄冠を受けることを望んでいるからです(8)。福音の働き人はいつでも、どこででも、忍耐の限りを尽くしてみことばを宣べ伝えるべきです。世の中の移り変わりがどうであっても、最優先でみことばを宣べ伝えるべきです。御言葉を伝える方法は様々です。御言葉を宣布したり、理解しやすく丁寧に説明したり、過ちを責めたり、戒めたり、様々な伝え方があります。しかし、人々はまことの真理を聞こうとしないで、耳に心地よい話を聞こうとして、自分の好みに従って偽教師の作り話しにそれていきます。これでは、御言葉を伝えても落胆し、諦めてしまいがちです。それでも、忍耐の限りを尽くし、絶えず教えながら御言葉を伝えるのです。使徒パウロは御言葉を宣べ伝えることにおいて、わたしたちによいお手本を見せてくれました(6,7)。

パウロは手紙の終わりに、テモテに個人的な頼みことをしています。冬になる前にテモテが来てくれることをお願いしました(9,21)。テモテが来るときマルコを伴って、一緒に来るように言っています(11)。マルコはパウロの務めの為に役に立つからです。また寒さをしのぐために上着を持って来るように言っています。獄中の試練の中でも読書をするために書物を持って来てくださいと頼んでいます(13)。また、パウロを見捨てて離れていた人々を罪に定めることなく赦しました(16)。パウロは同労者たちだけでなく、自分を裏切った人たちも愛しました。それは一人残された中で、パウロと共に立ち、パウロに力を与えてくださった主を見上げることが出来たからでした。私たちにもともに立ち、力を与えてくださる神様により頼む時、離れていった兄弟姉妹を最後まで愛し抜き、御言葉を伝える力が与えられます。



適用:時が良くても悪くても励むべきことは何ですか

一言:御言葉を伝えること


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