聖書別日ごとの糧   >>   ヘブル[2003]

2003年 01月 14日 (火)

ヘブル人ヘノ手紙2:1-18
あわれみ深い忠実な大祭司

Ⅰ.すばらしい救いの御言葉を守りなさい(1-4)
 著者は、ヘブル人のクリスチャンたちが押し流されないように、すべて聞いた御言葉をさらに堅くつかむように話しています。このすばらしい救いの御言葉をないがしろにすれば、裁きを逃れることはできません。この救いはさまざまの力あるわざによって証しされ、神様が自ら証しされた唯一の救いなのです。
Ⅱ.血と肉に属されたイエス様(5-18)
 イエス様は人間の罪のために人となられ、しばらくの間御使いより低いものとなられました。またイエス様は私たちの兄弟になるために人となりました。イエス様は彼の尊い血によって、罪の赦しを受け、清められた人を兄弟と呼ばれます。
 イエス様が一つのかたちで血と肉に属された最も根本的な理由は死の勢力を持ったサタンを打たれるためなのです。また、これによって死を恐れ、一生奴隷になった人々を解放しようとされるからです(15)。イエス様は十字架で死なれよみがえられることで、私たち人間をそれほどまで苦しめていた悪魔の権威と死の権威を滅ぼされ、本当の自由をくださいました。「そういうわけで、神のことについて、あわれみ深い、忠実な大祭司となるため、主はすべての点で兄弟たちと同じようにならなければなりませんでした。それは民の罪のために、なだめがなされるためなのです。」(17)。このイエス様が試みを受けられたことで、試みを受けている人々を助けてくださるのです。

祈り:主よ!血と肉に属し、私たちの罪ととがを担ってくださり、悪魔の権威から解放してくださり感謝します。

一言:憐れみ深く忠実な大祭司イエス様


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