聖書別日ごとの糧   >>   ヘブル[2014]

2014年 02月 07日 (金)

ヘブル11:1-6
信仰とは何か

1.望んでいる事がら、目に見えないもの(1-3)
 信仰の対象は、「望んでいる事がら」と「目に見えないもの」です。すでに得たものに安住し、目に見えるものだけを認めようとする人々は、信仰を持つことができません。私たちは、信仰によって、目に見えないものが存在し、信仰によって、神様が約束され、私たちが望んでいる事がらが、将来必ず与えられることを信じています。神様が全ての世界を造られた時を見た人は誰もいません。しかし、私たちに信仰があれば、全ての世界が神様の御言葉で造られたことを、悟るようになります(3)。私たちの目に見えるものが、見えない神様の御言葉によって造られたことも、容易に理解することができます。
2.神様を喜ばせるもの(4-6)
 私たちが信仰を持つ目的は、自分の利益を求めることより、神様を喜ばせることにあります。神様を喜ばせるためには、必ず神様がおられることと、神様を求める者には報いてくださることとを信じなければなりません。神様がアベルのいけにえだけを受け入れたのは、彼がカインとは違い、神様がおられることを信じ、神様の御前で心を尽くしていけにえをささげたからです。エノクが祝福されたのも、罪深い時代で、人々の目を気にせずに、神様の御前で生きたからです。

祈り:主よ!私の信仰は本当に弱いものです。私が見えないものを信じ、神様を喜ばせる信仰を持つようにしてください。

一言:信仰がなくては、喜ばせることができない



2014年 02月 08日 (土)

ヘブル11:7-16
約束を信じる信仰

1.御言葉に聞き従う(7,8)
 ノアは、神様が洪水のさばきを行なわれることを話されると、恐れ敬う心で、箱舟を用意しました。当時、洪水の兆しが全く見えませんでしたが、ノアは神様の約束を信じていたので、神様の方向に従いました。アブラムは、神様の約束の御言葉(創12:2,3)を信じていたので、聞き従い、将来相続する地に生きました。神様の約束を信じる時、喜びによって聞き従うことができます。
2.環境と条件を克服(11,12)
 サラは年を取って子が産めず、子どもを産む望みさえも持つことができませんでした。しかし彼女は約束の御言葉を堅く信じることで、身ごもる力を得るようになりました。そして、死んだも同然の一人によって、数多くの人が生まれるようになりました。真実な神様の約束を信じる時、不可能な条件を克服し、新しい御業を成し遂げることができます。
Ⅲ.天の御国を慕い求めた(9,10,13-16)
 彼らは約束された地に住みながらも、まるで外国人や寄留者のように住みました。それは、彼らが更に優れた天の故郷を望んでいたからです。私たちに向けられた神様の最大、最高の約束は神様の御国です。この神様の御国に対する望みをつかむ時、この世で、自由な人生を生きることができます。

祈り:主よ!約束の御言葉を信じて従います。私が信じて従うことで、信仰の秘密を体験するように、助けてください。

一言:神様の約束は最も確かな約束手形



2014年 02月 09日 (日)

ヘブル11:17-28
最も尊い物をささげる信仰

1.イサクをささげたアブラハム(17-22)
 神様がアブラハムに、「ひとり子イサクをいけにえとしてささげなさい」と言われた時、彼は受け入れづらかったことでしょう。しかし、アブラハムは信仰によって、イサクを神様にささげました。それは、彼が自分の子より、神様をもっと愛したからです。このように、神様を最も愛する者は、自分の最も大切なものさえも、主にささげることができます(ロマ14:8)。何より、彼には復活信仰がありました(19)。アブラハムは信仰があったので、祝福に縛られず、本当に自由になることができました。
 イサク、ヤコブ、ヨセフは子孫たちに信仰を植え、信仰を遺産として残しました。信仰は最も価値のある、貴い霊的な遺産です。
2.エジプトの全ての宝を捨てたモーセ(23-28)
 モーセは、エジプトでパロの娘の子として受けるべき名誉と権威と富を捨てました。むしろ奴隷の民、イスラエルの牧者として、苦しみを受ける道を選びました。彼は、パロの娘の子として生きることが、「はかない罪の楽しみを受けることだ」と考えました。彼には、キリストのために受けるそしりが、価値のあるものでした。なぜなら、この地の苦難はしばらくの間だけであり、神様の御国の報いは永遠のものであることを信じていたからです(ロマ8:18)。モーセは、信仰によって、出エジプトの御業を成し遂げました。

祈り:主よ!私が世の宝と目に見える祝福に縛られていたことを悔い改めます。天の報いを慕い求めるように、助けてください。

一言:主の報いが、最高のもの



2014年 02月 10日 (月)

ヘブル11:29-40
勝利する信仰

1.イスラエルの民の勝利(29,30)
 イスラエルは奴隷の民でした。これといった武器もありませんでした。反面、エジプトの軍隊は超大国の軍事力を持っていました。しかし、イスラエルが神様の方向に従って、紅海に足を踏み入れた時、かわいた陸地を行くように渡ることができました。一方、エジプト軍が同じことを試みた時、彼ら飲み込まれてしまいました。また、エリコの町は、到底崩れそうにもない難攻不落の城壁でした。しかし、神様の指示通りに、七日間周囲を回ると、その城壁は崩れ落ちました。これはみな神様の勝利であり、信仰の勝利でした。神様を信じ、神様の御旨の通りに行なえば、必ず勝利します。
2.勇士たちの信仰(31-34)
 ラハブは道ばたの雑草のように生きて来た卑しい女でした。そのような者でも、信仰がある時、救いの御業に尊く用いられました(マタ1:5)。ギデオン、バラク、ダビデなど、多くの預言者たちは、国家を危機から救った勇士たちでした。彼らは最初、弱い者でしたが、信仰によって勝利し、神様の栄光を現わしました。
Ⅲ.苦しみを受けた英雄たちの勝利(35-40)
 多くの信仰の人々が苦しみと迫害を受けました。世と妥協すれば、平安な生活ができましたが、彼らは安楽のために、たましいを売ることをしませんでした。あらゆる苦難の中でも、信仰の中心を守った彼らを、世は担うことができませんでした。

祈り:主よ!信じる者に勝利をくださる主を知っています。私も信仰によって、勝利するように助けてください。

一言:信仰は勝利


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