聖書別日ごとの糧   >>   ヤコブ[2014]

2014年 08月 31日 (日)

ヤコブ3:1-12
ことばで失敗しない人

1.ことばで失敗しない人が、完全な人(1-6)
 人を教える位置にある人は、ことばで失敗しがちです。言葉は、一度口の外に出ると、収拾がつかなくなるので、言葉数が多いと、失敗も伴いやすいです。それで、舌にくつわをつけて、言葉に注意しなければなりません。大きな船が小さなかじによって、その方向が定まるように、小さな舌が人生の全体を支配することができます。小さな舌が体全体を汚し、人生の車輪を焼くこともできます。それで、自分のことばを制御できる人は、自分のからだ全体を制御できる完全な人です。舌は小さなものですが、その小さな舌をよく治め、塩味がよくきくように、注意して用いることは本当に大きなことです(コロ4:6)。
2.言葉に完全であるためには、内面が完全でなければならない(7-12)
 多くの種類の獣や鳥や生き物は、制せられます。ところが、不幸なことに、舌を制御できる人はいません。舌を制御できずに、不幸を招いた人はどれだけ多いのでしょうか。本来、舌は神様をほめたたえ、良い言葉を話し、義の道具として用いるように、造られました。ところが、人の堕落によって、舌が本来の目的から離れ、むやみに使っています。それで私たちの内側がきよめられ、いつもイエス様の御姿を見習おうと努力しなければ、舌を制御することができません。

祈り:主よ!私が、今まで舌をよく使えずに、多くの失敗をしました。私の内面を変えてくださり、良いことを話し、神様をほめたたえるように、助けてください。

一言:私の舌に気をつけよう



2014年 09月 01日 (月)

ヤコブ3:13-18
二種類の知恵

1.下にある知恵(13-16)
 知恵のある賢い人は、その行ないによって知恵と賢さを見せなければなりません(13)。しかし、心の中に、苦いねたみと敵対心があるならば、誇ってはならず、真理に逆らって偽らないようにしなければなりません。そのような知恵は、地に属し、肉に属し、悪霊に属するものです。ねたみや敵対心のあるところには、秩序の乱れや、あらゆる邪悪な行ないがあります。世の知恵は、全ての霊的な愛の関係を破壊し、互いに憎み合い、信仰を砕いて、疑いを抱かせます。世の知恵には警戒していなければなりません。
2.上から来る知恵(17,18)
 「しかし、上からの知恵は、第一に純真であり、次に平和、寛容、温順であり、また、あわれみと良い実とに満ち、えこひいきがなく、見せかけのないものです。義の実を結ばせる種は、平和をつくる人によって平和のうちに蒔かれます。」(17,18)。これら全ての知恵は、どれもなんと美しいことでしょう。私たちが本当にこの知恵を持つことによって、全てのねたみと悪い考えを捨て、謙遜と、愛と、平和を持つようになります。私たちの集まりにキリストの愛と寛容と平和が満ちるようになり、その集まりを通して、キリストの愛と栄光がはっきりと現れます。

祈り:主よ!私たちの集まりの中で、悪い世の知恵を取り除いて、ただ、天の知恵で満たしてください。

一言:聖なる知恵に満ち溢れよ


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