聖書別日ごとの糧   >>   ペテロⅡ[2018]

2018年 04月 27日 (金)

ペテロの手紙第二1:1-11(4)
神のご性質にあずかる者

 神様のご性質にあずかろうとする時、どんなことに励まなければならないのでしょうか。信仰には徳を、徳には知識を、知識には自制を、自制には忍耐を、忍耐には敬虔を、敬虔には兄弟愛を、兄弟愛には愛を加えなければなりません。神様のご性質にあずかる出発点は信仰です。信仰は、高い倫理観・道徳観を生じさせ、それを遂行する力も与えてくれます。高い道徳観を持つためには、知識が必要ですが、その知識を正しく使うためには自制心が必要です。そして、信仰、徳、知識、自制心を積極的に使って行くとき、忍耐が生み出されます。何もせずにただ待っているだけでは忍耐は身に尽きません。忍耐するのを助けるのが、敬虔です。つまり、神を恐れ敬う心と態度です。生活の全ての面において、神様を認め、主を信頼して生きることです。この敬虔に、兄弟愛を加えなければなりません。信仰の同労者たち、仲間たちに対する愛のことです。敬虔さは、他者との関係においても現わされるものです。最後は、神の愛です。神さまのご性質にあずかろうとする時の最終目標は、神様の愛です。自分の好みや価値観と関係なく、相手の霊までを愛する深い愛を持つことです。

適用:情欲のためにこの世で滅びるしかないのですか

一言:神様のご性質にあずかりなさい



2018年 04月 28日 (土)

ペテロの手紙第二1:12-21(21)
預言は神様からの言葉を語ること

 ペテロは、「また、私たちは、さらに確かな預言のみことばを持っています。(19)」と言って、イエス・キリストに対する証拠の確かさを、自らの経験よりも、預言の御言葉におきました。ペテロが目撃したキリストの栄光ある姿は、旧約聖書の預言が成就したことです。旧約聖書でキリストが栄光となられた姿を話していますが、これは人間が作り出した神話だと反論しているのはふさわしくありません。旧約の預言の御言葉は、暗い所を照らすともしびのようです(詩119:105)。ですから、明け明星があなたの心に上るまで、預言の御言葉に目を留めるべきです。どんな預言の言葉も、預言者たちが勝手に自分たちで解釈して記録したものではありません。彼らは、聖霊に動かされて神様の御言葉を書き記したのです。ですから、神様の御言葉で預言し、イエス・キリストについて書き記された内容は、人が推測して作り出した話ではなく、真理です。私たちは、神様の御言葉を基にしたにせ教師たちの間違った教えを分別して警戒しなければなりません。

適用:預言が人の意志によってもたらされたと考えますか

一言:聖霊に動かされ神からのことばを語った


<<(1)    次のページ(2)    (3)>>

聖書別日ごとの糧