1．神の霊、悪魔の霊(1-3)
　この世には、目に見える世界と、目に見えない霊的な世界があります。そして、霊には真理の霊と、偽りの霊があります。私たちは、この二つの霊を、よく見分けなければなりません。私たちは、霊だからといって、みな信じてはいけません。この霊が、神様に属するのか、悪魔に属するのかを、見分けなければなりません。数多くのに預言者の霊が、悪魔の霊に属し、人々を偽りへといざないました。今日でも、偽りの霊に捕らえられた人たちが、奇蹟を行ない、人々を惑わします。私たちは、どのようにして、神様の霊を見分けることができるのでしょうか。イエス様が肉体の体で来られたことを認める霊が、神様に属しています。しかし、イエス様が肉体の体で来られたことを認めない霊は、神様に属する霊ではありません。これが、すなわち反キリストの霊ですが、すでに、この世で活動しています。
2．神様から出た者(4-6)
　キリストを信じる者は、神様から出た者であって、悪い霊に打ち勝ちました。なぜなら、私たちの中におられる神様が、世にある悪魔よりも、力があるからです。この世には、反キリストの霊である偽りの霊で満ち溢れています。彼らはこの世の者なので、この世のことばを語り、この世もまた彼らの言うことに耳を傾けます。このような世の中で、私たちの決断や意志だけでは、反キリストに打ち勝つことができません。しかし、私たちが神様に属し、神様を知り、頼る時、惑わす偽りの霊に、打ち勝つことができます。

祈り：主よ！この時代に、反キリストが多くいます。私が彼らをよく見分けて、勝利できるように、助けてください。

一言：霊を見分けなさい

1．そのひとり子を、なだめの供え物として遣わされた愛(7-12)
　愛は、神様に属するものであり、神様から出て来ます。神様の愛は、神様がご自分のひとり子をこの世に遣わして、私たちにいのちを得させようとされたところに、現れています。愛は、まさに、そこから始まります。それで、私たちが神様を愛したのではなく、神様が私たちを愛されたのです。なだめの供え物であるイエス様は、私たちに向けられた神様の愛の証拠です。それで私たちは、神様の御子イエス・キリストの中で、神様の愛を悟ります。キリストは愛の泉です。その泉から、愛に渇いた全ての人々が愛の水をくみ出して飲み、その愛を実践します。神様を見た人はいませんが、私たちがお互いに愛し合うなら、神様が私たちの内におられ、その愛が私たちの内に、全うされます。
2．恐れを締め出す愛(13-21)
　私たちは、神様が私たちを愛しておられることを知り、また、信じています。この愛にとどまる人は、神様の中にとどまり、また、神様もその人の内にとどまられます。それで、愛が私たちのうちに完全なものとなり、私たちは、さばきの日にも、大胆になることができます。愛の中には、恐れがありません。完全な愛が恐れを締め出すからです。恐れる人は、愛の中で全きものとなっていない人です。恐れは悪魔に属しているので、恐れには刑罰があります。愛を成し遂げて行けばいくほど、恐れは消え去り、いのちと平安が満ちあふれるようになります。

祈り：愛の神様！その大きな愛によって、感謝します。この愛を実践する成熟した愛の人として、成長できるように助けてください。

一言：神様を愛する人には、恐れがない