聖書別日ごとの糧   >>   ユダの手紙[2014]

2014年 04月 10日 (木)

ユダの手紙1:1-7
信仰のために戦いなさい

1.神の恵みを放縦に変える人々(3,4)
 当時、教会ににせ教師たちが静かに入り込んで、「一度、義と認められた者は、肉体の欲望通りに、自由に生きても良い」と教えました。主は、私たちを律法と罪から自由にしてくださいましたが、その自由を罪を犯すために用いるのは、間違っています。彼らは、神様を信じない不敬虔な者であり、神様の恵みを放縦に変える偽クリスチャンです。また、唯一の支配者であり主であるイエス・キリストを否定する人たちです(4)。
 私たちは、主が聖徒にひとたび与えた信仰のために、戦わなければなりません。「信仰」とは、ただキリストを信じることで救われると言うことです。また、救いを受けた聖徒たちは主を愛し、聖い生活をしなければならないということです(1ペテ1:15)。救われたので、後は自分の思いのままに生きても良いというのは、私たちの救いのために、貴い血を流されたキリストの恵みをむなしいものに変える大きな罪です。
2.歴史の鏡(5-7)
 イスラエルの民は、エジプトの地から救い出されましたが、罪を犯した時、滅ぼされました。自分の領域を守らなかった御使いたちは、永遠の束縛をもって、暗やみの下に閉じ込められました。ソドムとゴモラは好色にふけり、永遠の火の刑罰を受けました。私たちは、このような歴史の鏡を通して、罪をさばかれる神様を知り、敬虔な生活をすることに
務めなければなりません。

祈り:主よ!主の恵みを悪用せずに、聖なる生活ができるように、私を助けてください。

一言:信仰のために、戦おう



2014年 04月 11日 (金)

ユダの手紙1:8-16
権威ある者を軽んじ

1.わきまえのない動物(8-10)
 救われた人々は気ままに生きても良い、と言う者たちは、敬虔に生きようとする者たちを、保守的だ、強制的だと非難します。しかし彼らは、自由と言う名のもとに、聖霊の宮である彼らのからだを汚します。また、神様の権威を軽んじて、神様の栄光をそしる悪を行ないます。彼らの霊的な目はさえぎられ、むしろ、神様の霊的な御業をののしりました。そして、わきまえのない動物のように、本能のまま行ないました。
 人間の自由を主張する者たちは、一見、人格的で進歩的な人々のように、見えます。しかし、実は彼らは神様の権威を認めようとしない傲慢な者たちであり、神様なしに本性のまま、生きようとする罪の奴隷でしかありません。
2.利益のために陥る人たち(11-16)
 このような自由主義者たちは、自分の利益を求めます。彼らは、自分の利益のためにカインのように殺人も犯し(創4:8)、バラムのように偽りの預言もし(民22-25章)、コラのように裏切ります(民16:1-32)。彼らは、内面と外側が全く異なります。彼らは、ぶつぶつ言い、不平を鳴らし、自分の欲望のまま歩み、利益のためにへつらって人をほめます(16)。神様は、このような彼らの神様に逆らうすべての行ないと言葉に対して、さばかれます。

祈り:主よ!私も、神様なしに本能のまま生きようとする心を悔い改めます。神様の権威に従う敬虔な生活をします。

一言:自由主義者たちの正体



2014年 04月 12日 (土)

ユダの手紙1:17-25
聖い信仰の上に築き上げ

 使徒たちは、「終わりの時には、自分の不敬虔な欲望のままにふるまう、あざける者どもが現れる。」と予告しました(17,18)。彼らは、福音信仰を持って神様を恐れ敬い、敬虔な生活をする人々を、非難し、あざ笑い、嘲笑します。また、異端的なグループを作り、自分たちを勢力化させ、人々の前で大声を上げます。彼らは肉に属する者であり、御霊を持たない人々です。世の終わりには、このような人々が多く現れます。
 では、このような者達の誘惑の中で、私たちはどうすれば良いのでしょうか。第一に、最も聖い信仰の上に自分自身を築き上げなければなりません(20)。これは、最も聖なる神様を信じ、その神様の権威に服従し、その御言葉に聞き従って、生きることを意味しています。第二に、惑わす霊につまずかず、悪い思想と理論を分別して、敵対できるように、聖霊のうちに祈る生活をしなければなりません。第三に、神様の愛の中で、自分を守り、永遠のいのちをあずかれるように、イエス・キリストの憐れみを待ち望まなければなりません。第四に、信仰がなくて疑う人々を非難せずに、憐れみを抱いて、信仰を助けなければなりません(22)。また、惑わされて罪で汚れた人々、火のさばきの中に入るようになった人々も憐れんで、火から引き上げて、救い出さなければなりません(23,24)。
 神様は、このように敬虔な心で生きる人々を保護し、つまずくことなく、傷のない者として、大きな喜びをもって栄光の御前に立たせてくださいます(24)。

祈り:主よ!私の人生が悪に陥らず、最も聖い信仰の上に築き上げられ、他人を助ける生活ができるように、助けてください。

一言:聖い信仰の上に自分自身を築き上げなさい


<<(1)    (1)>>

聖書別日ごとの糧