聖書別日ごとの糧   >>   黙示録[2013]

2013年 10月 27日 (日)

黙示録2:1-11
初めの愛を持ちなさい

1.初めの愛を持ちなさい(1-7)
 エペソ教会の聖徒たちは、主のために、多くの労苦と忍耐をし、悪い者たちやにせの使徒たちを見抜いて、追い出しました。また、主のために耐え忍び、疲れたことがありませんでした(1-3)。少なくとも、外側から見ると、彼らは大変優れていました。しかし、主は「あなたは初めの愛から離れてしまった。」と咎めました(4)。「初めの愛」とは、初めて救われ、主の愛に感動し、熱く主を愛していた、その愛です。彼らが主に対する愛から離れてしまったのは、恐らく、偽りの思想と戦うために、知識的な面に力を入れ、また、仕事をすることにだけ、力を入れたので、そうなっただと思います。主に対する初めの愛から離れてしまうと、その生活には、感謝と喜びと愛がなくなり、教会は生命力を失うようになります。
 イエス様は、彼らがなぜ初めの愛から離れて行ったのかを思い出し、悔い改めて、初めの愛を回復するように、と命じられました(5)。初めの愛を認識することが、勝利に満ちた人生を送ることができる秘訣です。
2.死に至るまで忠実でありなさい(8-11)
 スミルナ教会は、ローマの迫害によって、苦しみと貧困を味わいました。また、将来サタンの働きによって、ある人たちが牢に投げ入れられる大きな患難を受けるようになります。しかし主は、むしろ彼らに、苦しみを恐れず、死に至るまで忠実でありなさい、と言われました(10b)。私たちは、「死ぬことがあっても」、「死に至るまで」、主に忠実でなければなりません。そうすれば、いのちの冠を得ることができます(10b)。

祈り:主よ!私が、初めの愛から離れ、安逸と怠惰に陥っていたことを、悔い改めます。死に至るまで忠実であるように、助けてください。

一言:初めの愛を回復し、死に至るまで忠実でありなさい



2013年 10月 28日 (月)

黙示録2:12-29
わたしが行くまで、しっかりと持っていなさい

1.バラムの教えに奉じているペルガモ教会(12-17)
 ペルガモ教会は、アンテパスが殺されても、主に対する信仰を捨てなかったほど、忠実な教会でした(13)。ところが、彼らの中には、バラムの教えに奉じているニコライ派がいました。バラムは利益と快楽を優先させ、イスラエルを偶像崇拝の罪に陥らせた人です(民25:1)。ペルガモの聖徒たちは、サタンの直接的な攻撃には勝ちましたが、金銭と快楽など、世俗的な利益等には勝てず、偶像崇拝の罪に陥りました。世俗的な利益と快楽等は、迫害よりも恐ろしい敵です。主は、彼らに、「悔い改めなさい。」と言われます。(16)。私たちが、これを悔い改める時、世の利益と快楽よりも、さらい良い祝福が与えられます(17)。
2.にせ預言者を受け入れたテアテラ教会(18-29)
 主は、主の御業と愛と信仰、そして奉仕と忍耐において、テアテラ教会を賞賛されました。ところが、彼らの中には、「神に対する完全な知識」を所有しながら、「神性に至り、全ての罪から自由になった」と教える霊知主義の教師(イゼベル)を受け入れた人たちでした。彼らは知識を優先にしますが、神様の御言葉には聞き従わず、結局は本性のまま生き、偶像崇拝をするようになりました。彼らは知識で武装されているために、罪意識はなく、悔い改めることもできませんでした(21)。神様は彼らを大きな患難の中に投げ込まれます。しかし、自分の知識より、福音の御言葉を堅く守る者は、諸国の民を支配する権威と、明けの明星が与えられます(26-29)。

祈り:主よ!私が世俗的な欲望と、人間の思想を退けて、福音の御言葉を堅くつかんで、聞き従うように助けてください。

一言:福音信仰を堅くつかもう


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