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2018年 12月 14日 (金)

ヨハネの黙示録12:1-17 (11)
女と竜の戦い

 竜(サタン)は、キリストを通してなされる神様の救いの御業を壊そうとします。イエス様が十字架を担えないようにして、救いを完成されないようにします。しかし、サタンの試みは失敗します(6)。天でミカエルが竜と戦いました(7)。その戦いで、サタンは負け、地に追い出されました(8,9)。天上の戦いは、すでに勝敗が決まっているのです。これには重要な意味が込められています。義の勝利であり、善の勝利であり、信仰の勝利であり、神の国の勝利です。それは、その世界に属している私たちの勝利でもあります。サタンは地上に投げ落とされました。根本的に不義は義に勝てず、悪は善に勝てず、不信は信仰に勝てず、偽りは真理に勝てず、闇の世界は光の世界には勝てません。サタンがキリストに勝つことはできません。私たちも子羊の血と御言葉で打ち勝ちます(11)。未来が明るいなら、いくら今が大変で暗くても笑う余裕がでます。黙示録は、聖徒が勝つことを示しています。どのような状況の中でも落胆しないのは、信仰と希望があるからです。あきらめません。座り込みません。死ぬとしても、主にあって死ぬ者は幸いと言われます(14:13)。勝った私たちは、死んでも幸いです。現在の信者(信者の共同体)は、荒野にいます。しかし、荒野で育てられます(14)。信者は荒野で育ちます。不思議です。サタンは滅ぼそうと迫害しますが、信者はその中で成長します。 「荒野に追い出されたが、生き残れないようなところからむしろ養われる」、これが信仰、霊的な秘密です。したがって、我々は苦難の中でも喜ぶことができます。苦難は忍耐を、忍耐は練られた品性を、練られた品性は希望を生み出すことを知っているからです。

適用:?竜との戦いに勝てることを信じますか

一言:勝つ


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