聖書別日ごとの糧   >>   年末年始

2012年 01月 01日 (日)

ピリピ2:12-18
世の光として輝くため

Ⅰ.救いを達成してください(12,13)
 新しい年の朝を迎えました。新年も変わることなく、続けて達成すべきことは、私たちの救いです。誰でもイエス様を十字架を信じれば、救いを受けます。しかしそれで全てが終わったのではありません。まるで幼子が続けて成長して行かなければならないように、霊的な世界でも、家庭と社会に良い影響を及ぼす責任を担うことができるまで、成長していかなければなりません。救いだけ受けて、成長できなければ、神様に用いられません。「そういうわけですから、愛する人たち、いつも従順であったように、私がいるときだけでなく、私のいない今はなおさら、恐れおののいて自分の救いを達成してください。」(12)。
Ⅱ.光として輝くためです(14-18)
 新しい年を迎えましたが、霊的には、曲った邪悪な世代の中にいます。人々は利己的になり、自己中心になりがちです。また、互いに憎しみ合い、恨み、不満を抱きやすいです。しかし私たちクリスチャンは、傷のない神様の子どもとして成長しなければなりません。そして暗い世の光として輝かなければなりません。いくら時代が暗くても、明るい光が輝くなら、そのやみは退いて行きます。私たちクリスチャンは、全世界を照らす世の光として召されました。私たちが星のように光輝く生活をするためには、いのちのことばをしっかり握っていなければなりません。いのちのことばだけが、私たちを世俗主義と混合主義の誘惑から守ってくれます。

祈り:主よ!新年も、続けて救いを達成し、この暗い時代に、星のように輝く生活ができるように助けてください。

一言:星のように輝く



2012年 01月 02日 (月)

使徒の働き20:17-31
謙遜の限りを尽くし、涙をもって

Ⅰ.謙遜の限りを尽くし、涙をもって(17-21)
 本文には、パウロの牧者生活の姿が、よく現れています。彼はエペソに着いた最初の日から、いつも謙遜の限りを尽くして、涙をもって、主の羊の群れに仕えました。謙遜と涙なしには、心が曲がり、多くの傷を負った羊たちに仕えることができません。ユダヤ人たちはそのようなパウロを理解できず、迫害しました。しかしパウロは耐え忍び、変わることなく主に仕えました。また、羊たちに益になることは、少しもためらわず、切に教えました。彼は、自分の益のためではなく、羊たちの益のために、熱心に牧者生活をしました。何よりも彼は、ユダヤ人とギリシヤ人たちに、神様に対する悔い改めと主イエス・キリストに対する信仰を教え、羊たちのいのちを救いました。謙遜の限りを尽くして、涙をもって、羊たちに仕える究極の目的は、イエス様を信じ、罪の赦しの恵みを受けるように、するためです。いくら美しい言葉を多く語って、涙を流しても、悔い改めと信仰が欠けていれば、空を打つようなものです。悔い改めと信仰を植えることが、牧者生活の核心です。
Ⅱ.自分の走るべき行程(22-27)
 パウロは神様の恵みの福音を証しするために、エルサレムに行こうとしましたが、多くの苦難が待っていました。しかし彼はこの任務を果たし終えることができるなら、いのちは少しも惜しいとは思いませんでした。彼は、それが自分の走るべき行程であると、確信しています。

祈り:主よ!私が変わらず、謙遜の限りを尽くし、涙をもって、羊たちに仕え、いのちをささげて、福音を証しする生活ができるように、助けてください。

一言:涙をもって



2012年 12月 31日 (月)

ヨハネ8:1-11
今からは決して罪を犯してはなりません

Ⅰ.罪のない者が、最初に石を投げなさい(1-9)
 イエス様が御言葉を教えておられましたが、パリサイ人たちは姦淫の現場で捕らえられた女を連れて来ました。彼らは、「モーセは、こういう女を石打ちにするように命じていますが、先生は何と言われますか。」と質問しました。彼らがこのような質問をしたのは、もしイエス様が「石打ちにしてはならない。」と言われれば、モーセの律法を否定したと言って、宗教裁判に告訴するためでした。
 これを知っておられたイエス様は、彼らに言われました。「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」(7)。この御言葉を聞いて、パリサイ人たちはもちろん、年長者たちから若者に至るまで、皆が良心の呵責を受けて、その場から離れて行きました。人はみな罪人です(ロマ3:10)。人は皆が罪を悔い改めなければならない存在であり、他の人を罪に定めることはできません。
Ⅱ.行きなさい。今からは決して罪を犯してはなりません(10,11)
 イエス様は、罪のない神様の御子です。イエス様は、彼女を罪に定め、さばくことのできる方です(ヨハ5:27)。しかしイエス様は、姦淫の現場で捕らえられた彼女に宣言されました。「わたしもあなたを罪に定めない。」このように宣言されたのは、女に罪がないからではありません。イエス様が十字架で死なれることで、彼女が受けるべきさばきを代わりに受けられるからです(Ⅰペテ2:24)。イエス様は続けて命じられました。「行きなさい。今からは決して罪を犯してはなりません。」罪の赦しを受けたことは、新しい誕生を意味します。それで罪が赦された者は、新しい人生、きよい生活をしなければなりません。

祈り:主よ!今年、私が犯した全ての罪を赦してください。新年には、私が罪を犯さずに、きよい生活ができるように、助けてください。

一言:決して罪を犯してはなりません。


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