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2024年 01月 01日 (月)

出エジプト記19:1-6(6)   新年特集
祭司の王国、聖なる国民

 明けましておめでとうございます。新しい年も皆様にとって神様との豊かな交わりがある一年となりますように祈ります。今年の最初の御言葉は、出エジプト記19章です。神様が、約束の地に向かって歩み出したイスラエルの民に、神の民としてのアイデンティティを与えようとされる場面です。

 エジプトの地を出てから2か月後、イスラエル人はシナイの荒野に導かれました。彼らはシナイ山を前に宿営しました。イスラエル人は、今や自由の身となっていました。彼らは新しい生活を始めるために新しい場所へ向かっていました。しかし、400年間という長い奴隷生活で染みついた奴隷精神から、神の民らしい価値観、生き方に変わるためには、まず、神の民としてのはっきりとしたアイデンティティを持つ必要がありました。それで神様は、彼らをご自分の宝、祭司の王国、聖なる国民とするための契約を用意されました。この契約は、神様が彼らのためにしてくださったこと(4)、神様のみ声(5)、それへの民の従順(5)、そして神様の大きな希望と恵み(6)に基づくものです。神様は、今を生きる私たちとも、イエス・キリストを通して救いと恵みの契約を結んでくださいました。そして新しいアイデンティティを与えてくださいました。闇の中にいた私たちを救い、ご自分の驚くべき光の中に召して下さり、神に選ばれた種族、祭司の王国、聖なる国民にしてくださいました(Ⅰペテロ2:9)。ですから、私たちが神に選ばれた者、祭司の王国、聖なる神の民である自負心をもって、大胆に信仰の一年を歩んで行きましょう。イエス・キリストの恵みの契約を証しする祭司、聖なる民として尊く用いられるように祈ります。



祈り:父なる神さま、イエス様を通して私をこの時代の祭司の王国、また聖なる国民として下さり、感謝致します。今年一年、神様中心の考え、選択、生活が出来るように助けてください。

一言:私は祭司の王国、聖なる国民



2024年 01月 02日 (火)

ヨハネの福音書1:1-5(4)
人の光であられるイエス様

 万物の初めに御言葉がありました。この御言葉は神様です。この御言葉は、人となって私たちの間に住まわれたイエス様を指します(1:14)。ですから、イエス様は単なる偉大な人間ではありません。イエス様は初めにおられた神様です。このイエス様によって、すべてのものは造られました。イエス様はすべての源であり、全てのいのちの源です。

 イエス様の中には、いのちがあります。このいのちは、ただのいのちではありません。このいのちは霊的ないのちです。また、生命力に満ち溢れる本当のいのちであり、永遠のいのちです。このいのちは、罪と死の陰に座っている者に、真の人生の意味と目的を与えます。このいのちが与えられた者は、たましいが生き返り、永遠のいのちの中を歩むようになります。誰でもイエス様を信じる時、このいのちを得ます。凍りついた大地を割って芽生える新芽のように、生命力に満ち溢れる新しい人生を生きるようになります。自分の置かれた環境や条件がどうであれ、喜びと満足のある人生を生きることができます。

 またこのいのちは、人の光です。イエス様は神様ですが、いのちの光をくださるために、人として私たちの中に来られました。罪によっていのちを失い、闇の中で生活している私たちに訪ねて来られ、最も低くなって訪ねて来られました。イエス様は蔑視と嘲笑を受けながらも、徹底的にご自分を差し出されました。後には、十字架でご自分のいのちまでも差し出されることで、私たちにいのちと光をくださいました。このイエス様の中に恵みとまことが満ちています。



祈り:本来神であられるイエス様が罪人を救うために人となられ、この世に来られたことを感謝します。私の心に来て下さり、いのちと光を与えて下さり感謝します。今年一年、私が主のいのちと光を持つ者として、祝福の源として用いられるように祈ります。

一言:主のいのちと光が私のうちに


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