聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 07月 25日 (水)

創世記3:1-13
あなたは、どこにいるのか

Ⅰ.アダムの罪の結果
 蛇はまず、神様の御言葉を引用して、女を誘惑しました。女はサタンの言葉を聞いて、神様の愛に対して、否定的な考えを持つようになりました。また、神様の絶対的な御言葉を、相対的に考えました(2,3)。女は次第にサタンが植えた偽りの確信に惑わされて(4)、神様のようになろうとする高ぶった心を持つようになりました(5)。結局、女はサタンの言葉を聞いて、善悪をしる知識の木の実を取って食べるようになりました(6)。そして夫にも与え、食べさせました。アダムは妻の言葉よりも神様の御言葉を聞かなければなりませんでしたが、女の言葉を聞いて、神様の御言葉に従わなくなりました(17)。彼らはついに善悪を知る知識の木の実を食べてしまいましたが、サタンの言葉とは違って、神様のようにもならず、知恵ある者にもなりませんでした。むしろ羞恥心と自意識だけが生じただけでした。神様の御声を聞いて恐れ、御顔を避けて隠れました。真実を失い、罪を合理化させ、責任転嫁をしました(12,13)。
Ⅱ.アダムを捜される神様
 神様は、罪を犯して罪意識と恐れに捕らわれているアダムに、先に訪ねて来られました。「あなたは、どこにいるのか。」(9)。この御言葉は、神様に聞き従わなかったことで、神様を失ってしまった人が悔い改めて、立ち返ることを願われる神様の愛の御声です。人が神様から離れると、存在意味を失ってしまい、罪の奴隷になります。しかし神様は、心から悔い改めさえすれば、もう一度、受け入れてくださいます。

祈り:主よ!主から離れては何の存在意味もありません。傲慢と不従順を悔い改め、もう一度主に立ち返るので、受け入れてください。

一言:私は、どこにいるのか



2012年 07月 26日 (木)

創世記3:14-24
救いの道を約束された神様

Ⅰ.救いの道を約束された神様(14,15)
 神様の呪いによって、蛇は腹ばいで歩き、一生ちりを食べるようになりました。また、女との間に敵意を持ち、結局は「女の子孫」によって滅びるようになりました。神様は蛇を呪いながら、救いの道を約束されました。これを「原始福音」と言います。そして、この御言葉で「女の子孫」はイエス・キリストを指しています。神様は時になると、処女マリヤを通して、イエス・キリストをこの地に遣わされ(ガラ4:4)、イエス様の十字架と復活を通して、サタンを滅ぼされました(ヘブ2:14,15)。神様は、呪われるしかなかった人間に、メシヤを約束されました。罪によって死ぬしかなかった人間に、救いの道を開いて置かれた神様は、聖なる愛の神様です。
Ⅱ.皮の衣を作り、着せてくださった神様(16-24)
 女にはみごもりの苦しみを与え、夫を恋い慕い、支配されるようにされました。アダムは死ぬまで苦労しなければ、食べていけなくなりました。それよりも、最も悲惨なのは、結局は土に帰らなければならないことです(19)。生涯苦労して、何かを得ようとしますが、結局は死ななければならないことが、罪を犯した人間の運命です。しかし神様は罪を憎まれますが、罪人は愛されます。それで獣を犠牲にし、皮の衣を作り、着せてくださることで、羞恥を覆い隠してくださいました。また、彼らをエデンから追い出されましたが、エデンの園を取り除かれずに、永遠のいのちの望みを残して置かれました(24)。

祈り:主よ!罪は憎まれますが、罪人を愛される主の聖なる愛に感謝と賛美をささげます。

一言:神様の救いの愛


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