聖書別日ごとの糧   >>   レビ記[2021]

2021年 10月 06日 (水)

レビ記 11:1-47(44)
自分の身を聖別して、聖なる者となりなさい

 主に献げるいけにえが私たちの霊的な健康のためであるなら、食物は肉体の健康のためのものです。神様は、食べてもよい生き物と食べてはならない生き物を分けられました。地上の動物のうち、完全にひづめが割れているもので反芻するものは食べてもよく、その他のものは食べてはなりません。海や川、水の中にいるもので、ひれと鱗のあるものはすべて食べてもよく、その他のものはすべて汚れたものです。四本の足で歩き回る昆虫は忌むべきものですが、そのうち地上を飛び跳ねるものは食べてもよいものです。地に這うもの、足の裏のふくらみで歩くものはすべて汚れたものです。このような汚れたものやその死骸に触れる者は、その人もその人が用いる物も、すべて汚れたものとなるため、洗ったり、あるいは打ち壊したりしなければなりません。

 神様がこのように命じられた理由は何でしょうか。学者たちの中には、これらのものは人に害を与える菌を保有しているため、イスラエルの共同体を様々な病気から守るために配慮された戒めだと考える人たちがいます。また、これらは傷みやすく、特に荒野という環境では、食物としてはふさわしくないからだと言う人もいます。他にも、汚れたものとして分けられたものは、エジプトと関わるものだからだと解釈する人もいます。理由はともかく、重要なのは、神様が私たちに対して、食べることにおいても自分の身を聖別して、聖なる者となることを願っておられるということです。神の民である私たちは何をするにおいても聖なる主の栄光を表す者となるべきです。食べることにおいても飲むことにおいても神様の栄光のためでなければなりません。私たちのからだは、聖なる神様の霊がともにおられる聖なる宮であるからです。



適用:自身を汚すものは何でしょうか

一言:聖別して


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