聖書別日ごとの糧 >> 伝道者の書[2014]
2014年 03月 24日 (月)
伝道者の書4:1-16
日の下の生活の限界
日の下の生活の限界
当時、世の中には、しいたげる者としいたげられる者がいました。ところが、しいたげられて、涙を流している彼らを慰める者がいませんでした。反面、彼らを弾圧している者たちはみな、権力をふるっていました。このような点から、死んだ人々が、生きている人々より、はるかにましに見えました。いっそうのこと、まだ生まれずに、この世に満ちている悪と罪を見た事がない人々こそが、最も幸いであると信じるようになりました。また、あらゆる労苦とあらゆる仕事の成功は、人間同士のねたみにすぎませんでした。これもまた、むなしく、風を追うようなものです。結局、片手に安楽を満たすことは、両手に労苦を満たして風を追うことにまさります。
ある人は子供も兄弟もいませんでしたが、熱心に働いていました。たった一人になりながらも、なおも成功と富を求めてあくせくし、その虚しさを認めませんでした。人はこのように執着心を抱いて生きると、自分を助けてくれる本当の友だちを失います。倒れても起こしてくれる者がいなくなります。この世で熱心に働いても、孤独なだけです。人気ある王がいました。しかし彼は、忠言を受け付けない年よりに転落してしまいました。人々は彼の代わりに立てられた若い王に集まりました。しかし、人々は、時間が経つと、その王も捨てて、また別の王に集まって行きます。このように日の下の生活には、限界があります。私たちは、日の下ではなく、神様の御前で生きなければなりません。
祈り:主よ!私が、日の下には本当に価値あるものがないことを悟り、神様の御前で生きるように、助けてください。
一言:人生の限界
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