聖書別日ごとの糧   >>   ローマ[2020]

2020年 02月 06日 (木)

ローマ人ヘの手紙13:1-7(1)
権威に従うべきです

 聖徒は天の御国の相続者です。それで、政治的な権力者を悪く思い、拒否感を抱きやすいです。しかし、パウロは聖徒一人一人に、上に立つ権威に従うべきである、と言っています。全ての権威が神様から来ているからです。神様が世の権威を立てられた理由は、善を行ない、悪に報いるからです。神様は、神様の御旨を行なう代行者として、権威ある者をお立てになりました。人が善を行なうなら、世の権威を恐れる理由がありません。悪を行なうから、権威を恐れるのです。神様が権威をお立てにならなかったのなら、世の中は、悪で満ちていたことでしょう。神様は支配者たちを働く人として立て、悪に報いらせることで、世の中に、義と秩序を立てて行かれます。それで、聖徒は神様を恐れ敬う心で、権威に従わなければなりません。支配者の剣が恐ろしいからではなく、信仰の良心に従って服従すべきです。
 税金を納める時、惜しむ心と、損害意識をが生じやすいです。しかし、聖徒は、国家に納めた税金が神様の御旨を成し遂げるのに用いられることを信じなければなりません。そして、国家に対する全ての義務を徹底的に遵守しなければなりません。税金を受ける人に税金を納め、権威を尊敬しなければなりません。神様に仕えるからといって、世の義務を軽んじてはいけません。聖い生活には、世の市民としての義務も含まれています。クリスチャンは世の法律と秩序を徹底的に行ない、良心に恥じることがあってはなりません。


適用:世の権威を無視するのですか

一言:世の権威も神様から



2020年 02月 07日 (金)

ローマ人ヘの手紙13:8-14(10)
愛は律法の完成

 負債が生じれば、早く返さなければなりません。ところが、いくら返しても、返しきれない負債があります。愛の負債です。聖徒は、神様の愛を絶えず受けています。それで、生涯、愛の負債を返す義務があります。愛は、自分の気分と感情に従って行なうのではなく、返済すべき義務なのです。世の負債は人を苦しめますが、愛の負債は人を幸福にします。愛の負債を、熱心に返して行く時、律法の要求をすべて満たすようになります。律法の全ての戒めは、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」という言葉の中に要約されています。愛するなら、隣人に悪を行ないません。世の中には多くの問題がありますが、根本的な問題は隣人を愛さないことです。それで、人を傷つけ、自分も傷つきます。人々は、お金は返そうとはしますが、愛を返すことは考えません。熱心に愛の負債を返す生活をしてみてください。律法を完成させることによって生じる喜びが満ちることでしょう。私から愛を受けた隣人は、花のように幸せそうに咲くことでしょう。愛するなら、天の御国が来ます。
 世の中を見れば、暗いニュースで満ちています。災難とテロ、凶悪な犯罪によって、暗い夜のようです。しかし夜が深いほど、昼が近づいているのです。今の時代は、眠る時ではなく、眠りから目を覚ます時です。主の救いが近づいて来ました。それで、聖徒たちはやみのわざを打ち捨てて、光の武具を着けなければなりません。イエス様の似姿になるために励むべきです。イエス様のように仕え、イエス様のように愛さなければなりません。そうする時、私たちは、暗い世の中を照らす望みの光になることができます。主が来られる時、喜んで出て行き、お迎えする光の子どもになることができます。


適用:愛の負債を熱心に返していますか

一言:愛の中にみな含まれている


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