聖書別日ごとの糧   >>   クリスマス

2012年 12月 19日 (水)

創世記22:1-19
アブラハムの子孫イエス様

Ⅰ.イサクを全焼のいけにえとしてささげたアブラハム(1-10)
 神様はアブラハムを試練に会わせられるために、仰せられました。「あなたの子、あなたの愛しているひとり子イサクを連れて、モリヤの地に行きなさい。そしてわたしがあなたに示す一つの山の上で、全焼のいけにえとしてイサクをわたしにささげなさい。」(2)。アブラハムは、「愛するイサクを全焼のいけにえとしてささげなさい。」と言われる神様の御言葉が、あまりにも過酷に思えましたが、その通りに従いました。道を進む途中で、イサクが「全焼のいけにえのための羊は、どこにあるのですか。」と尋ねた時にも、心がゆり動かされませんでした(7)。目的地に着くとすぐに、彼はイサクを縛って、刀で殺そうとしました。アブラハムの従順は、あまりにも無謀に思えます。しかし彼は、自分の子どもよりも、神様を恐れ敬う信仰の人でした。
Ⅱ.アブラハムの信仰を祝福された神様(11-19)
 アブラハムがイサクを殺す直前に、神様は使いを遣わされて仰せられました。「あなたの手を、その子に下してはならない。その子に何もしてはならない。今、わたしは、あなたが神を恐れることがよくわかった。あなたは、自分の子、自分のひとり子さえ惜しまないでわたしにささげた。」(12)。神様は、アブラハムの信仰を高く評価され、彼の子孫によって、地のすべての国々が祝福を受けるようになる、と約束されました(18)。
 この約束通りに、およそ二千年後にイエス様がアブラハムの子孫として、お生まれになりました。イエス様は約束されたメシヤであり、神様が長い時間をかけて容易された方です。このイエス様によって、地のすべての国々が罪の赦しを受け、霊的に祝福を受けるようになりました。

祈り:主よ!アブラハム一人によって、地のすべての国々が祝福を受けるようになりました。私も祝福のみなもとの人生を生きるように、助けてください。

一言:地のすべての国々が祝福を受けました



2012年 12月 20日 (木)

Ⅱサムエル7:1-17
ダビデの子孫イエス様

Ⅰ.わたしは地上の大いなる者の名に等しい大いなる名をあなたに与える(1-11a)
 主が全ての敵から守ってくださり、ダビデ王が宮廷で平安に過ごしていた時でした。ダビデは、「自分は華やかな宮廷で平安に暮らしているのに、神様の箱はみすぼらしい天幕の中にあることが心に引っ掛かり、神様の家を建てよう」と計画を立てました。その時、神様は、主の宮を建てようとするダビデの心を受け入れてくださり、地上の大いなる者の名に等しい大いなる名を彼に与える、と約束されました(9)。
Ⅱ.彼の王国を確立させる(11b-17)
 神様は続けてダビデに仰せられました。「わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子を、あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる。彼はわたしの名のために一つの家を建て、わたしはその王国の王座をとこしえまでも堅く立てる。」この約束は、一次的には、ソロモン王を通して成し遂げられました。しかしソロモンは永遠に治めることができずに、死にました。それで、この御言葉は、将来ダビデの子孫として来られるメシヤについての、預言でした。イエス様はダビデの子孫として、この地に来られました。それで人々は、イエス様を呼ぶ時、「ダビデの子、イエスよ。」と言いました(マコ10:47)。ダビデはいつも、神様に導かれることで、神様の御心にかなった人となり、彼の王国は、メシヤ王国のモデルとなりました。イエス様は、ダビデのように、公平と正義で人々を治める永遠の王です。

祈り:主よ!ダビデの子孫として、この地に来られて感謝します。私の永遠の王となり、公平と正義で治めてください。

一言:ダビデのような王、イエス様



2012年 12月 21日 (金)

イザヤ9:1-7
ひとりのみどりご

Ⅰ.大きな光として来られるイエス様(1-5)
 預言者イザヤは、将来お生まれになる救い主が、人々にとってどんな方であるのか、を預言しました。イエス様がお生まれになる前、ゼブルンとナフタリの地は、はずかしめを受けていました。ガリラヤ湖周辺の地域も、「異邦人のガリラヤ」と呼ばれ、無視されました。ところが、やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見ました。それは、大きな光であるイエス様が、主にその地域で活動されたからです。イエス様は生涯を主にガリラヤ地域で過ごされ、また弟子たちの大部分がガリラヤ出身でした。私たちも、もともとやみの中を歩んでいましたが、太陽の光のようなイエス様によって、明るく望みに満ち溢れる新しい人生を生きるようになりました。
Ⅱ.みどりごとして来られたイエス様(6,7)
 預言者イザヤは、救い主としてお生まれになるみどりごが、具体的にどんな方であるのかを、話しています。「ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は『不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君』と呼ばれる。」みどりごの名前から、みどりごが将来どんな方になるのかが、分かります。イエス様は不思議な預言者です。イエス様は力ある神様です。イエス様は永遠の父です。イエス様は平和の君です。イエス様は、全ての人に対して、全てのものになられる方です。私たちがこのイエス様を心に深く受け入れさえすれば、全ての人生問題が解決することができます。

祈り:主よ!ひとりのみどりごとして、この地に来られたことに感謝します。私が、全ての問題の解決者であるイエス様の御前に、ありのままの姿で出て行きます。

一言:みどりごは、力ある神様



2012年 12月 22日 (土)

ルカ1:5-25
メシヤの先駆者ヨハネ

Ⅰ.名をヨハネとつけなさい(5-17)
 ユダの王ヘロデの時に、ザカリヤとエリサベツと言う祭司の夫婦が住んでいました。この二人は、主の御前に正しく、主のすべての戒めと定めとを落度なく踏み行なっていました。この家庭には、子どもがいない深刻な人生問題がありましたが、任された務めを担っていました。ある日、ザカリヤはくじを引き、主の神殿にはいって香をたいていた時、御使いガブリエルが彼に驚くべき知らせを伝えました。その内容は、神様が彼の祈りを聞いてくださり、ヨハネと言う男の子をくださる、というものでした。ヨハネはメシヤの先駆者となり、エリヤの霊と力で、数多くの人々をキリストに立ち戻らせます(17)。
 ザカリヤ夫婦は、深刻な人生問題の中でも、黙々と務めを忠実に行ない、祈りに力をいれました。そのような時、神様は彼らをメシヤの先駆者の両親として、尊く用いてくださいました。私たちも逆境の時に耐え忍び、務めに忠実であるなら、神様が予期しなかった方法で、救いの御業に用いてくださいます。
Ⅱ.私のことばは実現します(18-25)
 突然、御使いの言葉を聞いたザカリヤは驚いて、不信仰の言葉を言ってしまいました。すると、御使いガブリエルは、子どもが生まれるまで、ものが言えなくなる「おし」の訓練をさせました。その後、エリサベツは御使いのことばどおりに身ごもって、子どもが産めない運命を克服することができました。

祈り:主よ!私が、ザカリヤ夫婦のように、最後まで信仰の中心を守り、ヨハネのように多くの人を主に立ち戻らせるように、助けてください。

一言:主の御前に進み出て、備えなさい



2012年 12月 23日 (日)

ルカ1:26-56
いと高き方の子

Ⅰ.その名をイエスとつけなさい(26-38)
 エリサベツが身ごもってから六か月目に、御使いガブリエルがダビデの家系のヨセフと婚約した処女マリヤに言いました。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。・・・ご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また、神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。」田舎娘マリヤに突然、非常に大きな恵みが臨みました。彼女が産むイエス様は聖霊によって宿り、神様の子と呼ばれます。
Ⅱ.信じ切った者は、何と幸いでしょう(39-56)
 マリヤは御使いに、「私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」と言いました。マリヤはしもべとしての姿勢を持って、御使いの言葉に従いました。その後マリヤは、カウンセリングを受けるために、エリサベツの所に訪ねて行きましたが、彼女はマリヤを見ると、聖霊に満たされて叫びました。「あなたは女の中の祝福された方。あなたの胎の実も祝福されています。私の主の母が私のところに来られるとは、何ということでしょう。」(43)。エリサベツの確信に満ちた激励を聞いて、マリヤの心には、卑しいはしために目を留めてくださった神様に対する賛美があふれ出ました(48)。
 イエス様の誕生は、マリヤにとって驚くべき恵みになっただけではなく、私たちにも驚くべき祝福になりました。御霊によって宿られたイエス様は唯一の仲介者であり、私たちを救うことができます。

祈り:主よ!大いなる摂理の中で、マリヤの体を借りてお生まれになったことを感謝します。私も、霊的な祝福をよく担うことができるように、助けてください。

一言:神秘の摂理、驚くべき恵み



2012年 12月 24日 (月)

ルカ1:57-80
救いの角

Ⅰ.彼の名はヨハネ(57-66)
 月が満ちて、エリサベツが男の子を産むと、親族たちは子どもの名前を「ザカリヤ」と名づけようとしました。しかし、エリサベツとザカリヤは、御使いの指示に従って、「ヨハネ」と名づけようとしました。するとザカリヤの舌が解け、ものが言えるようになりました。すると彼は神様を賛美しました。ザカリヤは試練の時に、神様の訓練をよく担いました。
Ⅱ.救いの角、日の出(67-80)
 ザカリヤは聖霊に満たされて、神様を賛美しました。「ほめたたえよ。イスラエルの神である主を。主はその民を顧みて、贖いをなし、救いの角を、われらのために、しもべダビデの家に立てられた。・・・われらを敵の手から救い出し、われらの生涯のすべての日に、きよく、正しく、恐れなく、主の御前に仕えることを許される。・・・日の出がいと高き所からわれらを訪れ、暗黒と死の陰にすわる者たちを照らし、われらの足を平和の道に導く。」
 ザカリヤは賛美詩で、自分の子バプテスマのヨハネが行なうことより、イエス様を救い主としてくださった神様のことを賛美しました。イエス様は救いの角であり、全ての敵を打ち砕かれます。同時に、イエス様は日の出であり、暗黒と死の陰にすわる者たちの、大いなる光となります。イエス様は、人々の賛美を受けるのに、ふさわしい方です。

祈り:主よ!救いの角、日の出になられることを感謝します。このイエス様の御前に、全ての人生問題を持って出て行くことができるように、助けてください。

一言:救いの角、日の出



2012年 12月 25日 (火)

ルカ2:1-14
すばらしい喜びの知らせ

Ⅰ.布にくるんで、飼葉おけに寝かされたイエス様(1-7)
 イエス様がお生まれになる頃、皇帝アウグストは、「全世界の住民登録をせよ」という勅令を出しました。人々はみな、登録のために、それぞれ自分の町に向かって行った時、ヨセフもいいなづけのマリヤと共に、故郷ベツレヘムに上って行きました。すでに聖霊によって身重になっていたマリヤは、ベツレヘムで出産する日になり、男子の初子を産み、布にくるんで、飼葉おけに寝かせました。宿屋には彼らのいる場所がなかったので、馬小屋で出産したのです。イエス様は、この地に降りて来られた神様ですが、最もみすぼらしい所でお生まれになりました。
Ⅱ.私たちのために、お生まれになった救い主(8-14)
 イエス様がお生まれになった時、羊飼いたちが夜番をしながら羊の群れを見守っていて、御使いの御声を聞きました。「今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」(10-12)。イエス様の誕生は、この民全体のためのすばらしい喜びの知らせです。イエス様は、人類の罪の問題を解決するために来られた救い主です。このイエス様の誕生によって、すべての人々が罪から解放されました。それで天の軍勢が神様を賛美しました。「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」(14)。イエス様の誕生は、神様には栄光であり、人々には恵みの中の恵みとなります。

祈り:主よ!人々を罪から救うために、みどり子の姿でこの地に来られたイエス様を賛美します。

一言:私を救うために、飼葉おけに寝かせられたみどり子


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