聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2017]

2017年 08月 03日 (木)

伝道者ノ書2:12-26(24)
神様のみ手による喜び

伝道者は、日の下で行った自分のすべての労苦を憎むと言います。自分のすべての労苦の結果を、後に続く人たちに渡さないといけないからです。次の世代の人たちは、苦労することなく得た遺産や偉業を、無駄に使ってしまうでしょう。このことを思うと、いったい自分は何のために苦労したのかと落胆します。これは、労苦をやめよ、という意味でしょうか。伝道者は、人が食べて飲んで苦労することが、自らの心を喜ばせることだと言います。一見すると、これまでに述べてきたことと矛盾しているように見えます。これは、自分の労苦が無駄になるのではないかと心配して過ごすよりも、現在労苦して得たものを楽しみ、喜びなさいということです。伝道者から見ると、この喜びは神様から与えられているものです。私たちの生活は、労苦の連続です。今日一日も労苦する必要があります。そして私たちの毎日の労苦が将来的にどうなるかも分かりません。しかし、労苦の対価として与えられたものに感謝し、それを楽しむべきです。学校、職場、家庭での労苦を辛く思わずに喜んで担うべきです。それが労苦するしかない私たちの生活の知恵です。労苦のうちに喜びを味わう生活をすることです。神様はみこころにかなう人には知恵と知識と喜びを与えますが、罪人には労苦を与えます。

適用:神様のみこころにかなう者ですか

一言:喜びをくださいます


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