聖書別日ごとの糧   >>   アモス書[2014]

2014年 12月 10日 (水)

アモス3:1-15
あなたがたに報いる

 イスラエルは、特別に選ばれた民です。彼らだけが主に知られていました。それで、主は、彼らのすべての咎を報いる、と言われました。特別な選択には、特別な責任が伴います。全てのことの結果には、必ずその原因があります。鳥は、わながかけられないのに、どうやって地の鳥網にかかるでしょうか。鳥網は、何も捕らえないのに、地からはね上がりません。同様に、主が下されなければ、町にわざわいは起こりません。何よりも、主がそのはかりごとを、ご自分のしもべに示さなければ、何事も行なわれません。アモスが預言するのも、神様が話されるからです。
 主が、アモスを通して予告されたさばきの内容は、何でしょうか。サマリヤの地の周りを敵が取り囲みます。敵はイスラエルの権威を地に落とし、宮殿をかすめ奪います。敵の侵略は、まるで獅子が羊を奪って行くようなものです。救いはまるで、羊飼いが雄獅子の口から、羊の二本の足や耳たぶを取り返すようなものです。その時が来れば、ほんのわずかな人々だけが生き残るようになります。主がイスラエルの全ての罪を罰する日には、ベテルの祭壇も罰せられます。「ベテル」とは、自分の思い通りにしか主に仕えようとしない信仰の象徴です。主は、このような信仰に関連する全てのものを、壊されます。神様の恵みを裏切り、自分は選ばれたからと言って、恐れる心なしに罪を犯すようなことをしてはいけません。むしろ選ばれたことで、さらに厳しいさばきの日が来ることを知り、恐れ敬う心で生きなければなりません。

祈り:主よ!みじめな罪人を選ばれ、救ってくださった恵みを軽んじることなく、恐れ敬う心で生きるように、私を助けてください。

一言:恐れ敬う心で生きよう


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