聖書別日ごとの糧   >>   ヨナ書[2019]

2019年 08月 30日 (金)

ヨナ書3:1-10(8)
荒布を身にまとい

 再びヨナに主のことばがありました。ニネベの町に行き、御言葉を伝えるよう、神様はもう一度機会を与えられました。ヨナは従い、ニネベに行きました。ニネベは一周が96キロもあり、行き巡るだけでも三日かかるほどの非常に大きな町でした。ヨナは一日中歩き回って叫びました。「もう四十日すると、ニネベは滅ぼされる」これはさばきのメッセージでした。しかし、悪人をすぐさばくのではなく、長く忍耐されている神様の愛が示されています。凶悪な罪びとであっても悔い改めて、救いを得る機会を神様は与えてくださいました。すぐに悪者を神様が裁かれない理由は、彼らに悔い改める機会を与えるためでした。神様は罪人が立ち返り、救いを得るまで長く忍耐され、待っておられます。
 ニネベの人はさばきのメッセージを心から受け入れました。民たちは断食し、みな荒布を身にまとい、悔い改めました。このことを聞いた王は先頭に立って、荒布をまとい、灰の中に座りました。王自ら積極的に断食と悔い改めを命令しました。家畜までも荒布をまとい、断食させるほど大々的な悔い改めの運動がおこりました。彼らは悪の道から立ち返り、神様の慈悲を切に求めました。神様は彼らの悔い改めをご覧になり、彼らに下すと言っておられたわざわいを思い直し、そうされませんでした。どんな悪人であっても悔い改める人を神様はさばかれません。神様は罪人をさばくより、救われることを望んでおられます。主はあわれみと慈愛に満ちておられる方です。


適用:悪の道から立ち返っていますか

一言:わざわいを思い直されます


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