再びヨナに主のことばがありました。大きな都ニネベに行き、御言葉を伝えるように、再び主から機会が与えられました。ヨナは従い、ニネベに行きました。ニネベの周りは96Kmもあり、行き巡るのに三日かかるほどの非常に大きな都市でした。ヨナは一日分の道のりを歩き回って「あと四十日すると、ニネベは滅びる。」と叫びました。これは、裁きのメッセージでした。しかし、ここには悪人たちをすぐに裁かれず、忍耐される神様の愛が現れています。神様は凶悪な罪人にも悔い改め、救いを得られる機会を下さいます。神様が悪人たちを、今、裁かない理由は、彼らに悔い改める機会を与えるためです。神様は罪人たちが立ち返り、救いを得るまで忍耐され待っておられるのです。

　ニネベの人々はさばきのメッセージを心から受け入れました。彼らは断食し、身分の高い者から低い者まで粗布をまとって悔い改めました。このことがニネベの王の耳に入ると、王は王服を脱ぎ捨てて粗布をまとい、灰の上に座り、悔い改めの御業の先頭に立ちました。王は全国的に断食と悔い改めを布告しました。人も家畜も粗布をまとい、断食するほどに悔い改めの御業が起こりました。それぞれ悪の道と、その横暴な行いから立ち返り、神様のあわれみを切に求めました。神様は彼らの行いをご覧になり、彼らに下すと言ったわざわいを思い直し、それを行われませんでした。神様はどんな悪人でさえも、悔い改めれば裁かれません。神様は罪人をさばかれるよりも救われることを願われます。神様はあわれみ深い方で真実な愛が満ち溢れる方です。

適用：悪の道から立ち返っていますか

一言：わざわいを思い直されます