1．良い物と悪い物とを見分ける者になりなさい(5:11-14)
　ヘブル人の聖徒たちは当然、聖書の先生にならなくてはいけませんでした。しかし、彼らは神様の御言葉の基本真理すら分からず、乳ばかり飲んでいる子どものように、愛を受け、恵みだけを得ようとしていました。彼らが霊的に成長するためには、御言葉に聞き従うことで、義の経験をしなければなりません。また、「経験によって良い物と悪い物とを見分ける感覚を訓練された人」(14)として成長しなければなりません。
2．成熟を目ざして進もうではありませんか(6:1-8)
　私たちは、キリストについての初歩の教えにだけとどまってはならず、これを基礎にして、続けて成長しなければなりません。私たちは、霊的な闘争をおろそかにしたり、満足せずに、成熟を目指して進んで行かなければなりません。
　もし、私たちが初歩の信仰にだけとどまっているのなら、堕落してしまいます。聖霊にあずかる者となり、神様のすばらしい御言葉と、後にやがて来る世の力とを味わった上で、堕落した者たちは、もう一度立ち返らせ、悔い改めることができません。それは、神様の御子を、もう一度十字架にかけて、恥辱を与えることだからです。私たちは、どんな状況の中でも、救いの恵みを裏切ってはなりません。何よりも成長の進歩を見せるクリスチャンにならなくてはいけません。

祈り：主よ！私の初歩信仰を悔い改めます。私が今、乳離れをして、堅い食物を食べる成熟した信仰人になるように、祈ります。

一言：今、成熟した信仰人になります