2000年イザヤ書第6講

渇いている者はみな、水を求めて出て来い

御言葉:イザヤ書55:1?13

要 節:イザヤ書55:1

ああ。渇いている者はみな、水を求めて出て来い。金のない者も。さあ、穀物を買って食べよ。さあ、金を払わないで、穀物を買い、代価を払わないで、ぶどう酒と乳を買え。

?.あなたがたは生きる(1-5)

1.神様はどんな人々をどこに招かれますか(1)。「渇いている者」と「金のない者」の苦しみについて考えて見ましょう。神様は彼らに何を、どのように与えようとされますか。

55:1 ああ。渇いている者はみな、水を求めて出て来い。金のない者も。さあ、穀物を買って食べよ。さあ、金を払わないで、穀物を買い、代価を払わないで、ぶどう酒と乳を買え。

2.彼らは何のために金を払い、労しましたか(2a)。ここで、「食料にもならない物」、「腹を満たさない物」は何を指すのでしょうか。彼らがどのようにすれば、食料と楽しみを得ることができますか(2b)。

55:2 なぜ、あなたがたは、食糧にもならない物のために金を払い、腹を満たさない物のために労するのか。わたしに聞き従い、良い物を食べよ。そうすれば、あなたがたは脂肪で元気づこう。

3.神様のところに出て来て聞く者にどんな約束がありますか(3a)。神様は彼らとどんな契約を結ばれますか(3b)。その契約の内容は何ですか(?サム7:14)。

55:3 耳を傾け、わたしのところに出て来い。聞け。そうすれば、あなたがたは生きる。わたしはあなたがたととこしえの契約、ダビデへの変わらない愛の契約を結ぶ。

?サム7:14 わたしは彼にとって父となり、彼はわたしにとって子となる。もし彼が罪を犯すときは、わたしは人の杖、人の子のむちをもって彼を懲らしめる。

4.神様はダビデを何によって立てましたか。また、どんな者として立てましたか(4)。イスラエルが御言葉によって生きる時、神様が諸国の民の間にどんな御業を成されますか(5)。

55:4 見よ。わたしは彼を諸国の民への証人とし、諸国の民の君主とし、司令官とした。

55:5 見よ。あなたの知らない国民をあなたが呼び寄せると、あなたを知らなかった国民が、あなたのところに走って来る。これは、あなたの神、主のため、また、あなたを輝かせたイスラエルの聖なる方のためである。

?.豊かに赦してくださる(6-13)

1.イスラエルは、いつ、神様を探し呼び求めなければなりませんか(6)。神様に帰る者は何を捨てなければなりませんか(7a)。そうすればどんな恵みが与えられますか(7b)。

55:6 主を求めよ。お会いできる間に。近くにおられるうちに、呼び求めよ。

55:7 悪者はおのれの道を捨て、不法者はおのれのはかりごとを捨て去れ。主に帰れ。そうすれば、主はあわれんでくださる。私たちの神に帰れ。豊かに赦してくださるから。

2.人々はなぜ自分の考えを捨て、神様に帰らなければなりませんか(8,9)。人の思いと神様の思いがどのように違うのか、考えてみましょう。神様の口から出る御言葉は必ずどのようになりますか(10,11)。

55:8 「わたしの思いは、あなたがたの思いと異なり、わたしの道は、あなたがたの道と異なるからだ。・・主の御告げ。・・

55:9 天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い。

55:10 雨や雪が天から降ってもとに戻らず、必ず地を潤し、それに物を生えさせ、芽を出させ、種蒔く者には種を与え、食べる者にはパンを与える。

55:11 そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる。

3.神様に帰って来る者はどんな祝福を受けますか(12a)。その祝福はどこまで続きますか(12)。どんな新しい御業が起こりますか(13a)。「いばらの代わりにもみの木が生える」とはどんな意味でしょうか。このようなことは、神様と私たちにとってどんな意味がありますか。

55:12 まことに、あなたは喜びをもって出て行き、安らかに導かれて行く。山と丘は、あなたがたの前で喜びの歌声をあげ、野の木々もみな、手を打ち鳴らす。

55:13 いばらの代わりにもみの木が生え、おどろの代わりにミルトスが生える。これは主の記念となり、絶えることのない永遠のしるしとなる。」