聖書別日ごとの糧   >>   サムエル記Ⅰ[2018]

2018年 05月 12日 (土)

サムエル記第一 22:1-23(5)
ユダの地に帰りなさい

 その後、ダビデは家族と共に、モアブの王のところに行きました。ダビデは、モアブの要害に留まろうとしました。その時、預言者ガドが神様の御言葉を伝えました。「この要害にとどまっていないで、さあ、ユダの地に帰りなさい。」 要害は安全なところです。サウルのほとぼりがさめるまで、そこにいれば良いようにも思えます。しかし、神様は、ユダの地に帰るようにと言われました。なぜなら、サウルからの追撃は、神様がダビデを育てるための訓練であるからです。訓練兵が訓練所から離れては、訓練を修了することができません。ユダの荒野は、ダビデにイスラエルの王の資格を与えるための訓練所です。神様の御旨の置かれた過程を終える前に、ユダの外に出ては行けません。私たちにも、神様が訓練される場所があります。家庭であったり、学校、職場、特定の宣教の地であったりします。それらを避けて、もっと安全な所に行きたいと思うなら、避け所である神様を体験することができなくなります。
 サウルは、ダビデの逃走を手助けしたとして、アヒメレクと祭司八十五人とその家族をドエグに殺させました。ダビデは、自分がアヒメレクに助けを求めたせいで、このことが起きたのだと、責任を感じました。

適用:私が訓練を受けなければならない場所はどこか

一言:訓練を逃げずに、受けよ


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