聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2015]

2015年 02月 09日 (月)

ヨブ記9:1-35
仲裁者が私たちの間にはいない

 ビルダデの言葉に対して、ヨブは答えて言いました。「まことに、そのとおりであることを私は知っている。」人は、神様の御前で、自分の正しさを神様に訴えることはできません。神様は心に知恵のある方です(4a)。それで、たとえこの神様と言い争おうと思っていても、千に一つも答えることはできません(3)。また、この神様は力の強い方です(4b)。神様は山々を移されますが、だれもこれに気づきません。神様が地をその基から震わすと、その柱は揺れ動きます。神様が太陽に命じられると、太陽は上らず、星もまた封じ込められます。神様はただひとりで天を張り延ばし、海の大波を踏まれます。神様は大いなることを行なって測り知れず、その奇しいみわざは数えきれません。ヨブは言いました。「いったい、この私が神に答えられようか。私が神とことばを交わせようか。たとい、私が正しくても、神に答えることはできない。私をさばく方にあわれみを請うだけだ。」それでも、ヨブは、自分が潔白であることを主張しました。自分には罪がないのに、神様は「潔白な者をも悪者をも共に絶ち滅ぼされる」と言いました。「なぜ神様は、罪のない者を試練に会わせられるのか」が理解できなかったようです。「私たちふたりの上に手を置く仲介者が私たちの間にはいない。」(33)。ヨブは、神様と自分との間を取り持つ仲裁者を求めていました。イエス様は、私たちと神様の間を取り持つ唯一の仲介者です(Ⅰテモ2:5)。イエス様は、私たちの代わりに、神様に弁護してくださいます。また、イエス様の十字架の血によって、私たちは神様の御前に出て行き、全ての思い煩いを神様に打ち明けることができるようになりました。

祈り:主よ!イエス様が私たちの仲介者となって、私たちの代わりに弁護してくださり感謝します。このイエス様を通して、神様と深い交わりができるように、祈ります。

一言:私たちの唯一の仲介者、イエス・キリスト


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