聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2014]

2014年 03月 25日 (火)

伝道者の書5:1-20
神の賜物

 私たちが神様の御前に出るなら、生き方は完全に違って来ます。神様の御前では、御言葉を聞くことが、いけにえをささげることに勝ります。愚かな者は悪を行ないながらも、それを悟ることができず、いけにえをささげます。神様の御前では、ことばを少なくすることが、むやみに口を開いたり、心あせって話すことに勝ります。言葉が多ければ、愚かな者の声となるからです。神様の御前では、誓いを立てて守らないことより、誓いを立てないほうが勝ります。私たちは何よりもまず、神様を恐れ敬わなければなりません。神様の御前で生きる人は、人生のむなしさを歌いません。
 金銭を愛するのは、むなしいことです。世の中は、貪欲のために貧民を虐待し、公義がありません。お金を愛する者はお金に満足しません。多くの財産を持った者が、災いのために滅びたケースがどれだけ多いでしょうか。何よりも、死ぬ時には、何も持って行けません。財産を集めようとして、生涯、悩みと病と怒りの中で生きるのは、闇の中で食事をするようなもので、むなしいことです。反対に、神様の側から富も財宝も労苦も見ると、全てが神様から与えられていることが分かります。そして、日の下で労苦する全ての労苦を喜べるようになります。これこそが、神様の賜物です。私たちの全ての労苦によって得る物もまた、神様の賜物です。それで全ての物が良く、美しいのです。全てのことに意味があり、価値があります。私たちが、全てのものが神様の賜物であることを悟る時、人生のむなしさを克服することができます。

祈り:主よ!私が、神様の側から人生を見て、全ての物が、神様の賜物であることを、悟るように助けてください。

一言:神様の賜物


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