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2014年 12月 24日 (水)

マタイ1:1-18
インマヌエル

Ⅰ.その罪から救ってくださる方、イエス様(18-21)
 ヨセフと婚約した処女マリヤが身重になりました。ヨセフは心を痛め、憤りましたが、正しい人だったので、これを表立てにせずに、内密にマリヤとの関係を終わらせようとしました。その時、主の御使いが夢に現れて、マリヤの胎に宿られている方について、話しました。第一に、その方は聖霊によって宿りました。「聖霊によって宿る」とは、「罪がない」という意味です。第二に、その方の名はイエス様ですが、その意味は、「ご自分の民をその罪から救ってくださる方」という意味です。イエス様は聖霊によって宿られたので、私たちを罪から救うことがおできになります。罪の結果は死であり、その後には、さばきがあります。人が不幸なのは、罪によるものです。イエス様は、このような人々を罪から救うために、来られました。
Ⅱ.インマヌエルのイエス様(22-25)
 このすべての出来事は、主が預言者を通して言われた事が成就するためでした。「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)(23)。私たちは、自己中心な人や、自分を傷つける人とは一緒にいたくありません。しかし、愛の神様は、このような人とも、ともにいてくださるために、私たちと同じ姿で、ひとりのみどりごの姿でお生まれになりました。インマヌエルの主によって、心配したり恐れたりせずに、むしろビジョンで満ち溢れます。

祈り:インマヌエルの主よ!この民と、いつまでも共にいてくださることを信じます。この信仰によって、ビジョンが満ち溢れる人生を過ごすように、助けてください。

一言:インマヌエル



2014年 12月 25日 (木)

マタイ2:1-12
ひれ伏して拝んだ

Ⅰ.メシヤに訪ねて来た東方の博士たち(1-8)
 ヘロデの王の時に、東方から博士たちがエルサレムに訪ねて来ました。彼らは、当代の知識人として、世を救ってくださるメシヤを待っていた人々でした。彼らは、メシヤが生まれた時に現れた、その星を見て、「メシヤが来られた」ことを知りました。そして、その星に従って、山を越え、川を渡りました。人々が眠っている夜に、目を覚まして、星に従う旅行は簡単ではありませんでした。しかし、彼らはその代価を支払って、星に従って来ました。彼らは救いを捜し求める求道者たちでした。
Ⅱ.イエス様にひれ伏して拝んだ東方の博士たち(9-12)
 東方の博士たちがエルサレムに来て、ユダヤ人の王を捜すと、大騒ぎになりました。ヘロデ王は、幼子イエス様を殺そうと、企みました。東方の博士たちは、再び現れた星の導きによって、幼子が生まれた所に着きました。彼らは家に入り、この幼子が聖書に約束されたメシヤであり、全ての人から礼拝を受けるのにふさわしい王の王であることを悟りました。
 東方の博士たちは幼子イエス様にひれ伏して拝み、宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげました。本当の礼拝の対象を見つけて出会い、その御前にひれ伏して拝み、尊い贈り物をささげた東方の博士たちこそ、最も幸いな人々です。私たちもこの聖誕の日に、幼子イエス様を王として受け入れ、その御前にふれ伏して、心を尽くして礼拝しましょう。

祈り:主よ!ひとりのみどりごとして来られたイエス様は、礼拝を受けるのにふさわしい私の王です。私はこのイエス様にひれ伏して、礼拝します。

一言:ひれ伏して拝んだ


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