聖書別日ごとの糧   >>   ガラテヤ[2020]

2020年 07月 31日 (金)

ガラテヤ人ヘの手紙6:1-18(14)
十字架以外には誇れるものはない

 使徒パウロはガラテヤの聖徒たちにどんな人生を生きるべきかを話しています。第一に、聖徒たちの間に愛を実践することです。兄弟たちのだれかが具体的に何かの過ちに陥っていることが分かったなら、御霊の人であるあなたがたは、柔和な心でその人を正してあげ、また、自分自身も誘惑に陥らないように気をつけることです。互いの重荷を負い合い、それだけでなく自分の事に責任を負うことです。第二に、種を蒔けばその刈り取りもするという教訓を実践することです。御言葉を教えてもらう人は、教えてくれる人と、すべて良いものを分かち合いなさい、とパウロは言っています。御言葉を教えてもらう人は、教える人を物質的に、経済的に支援するように、という意味です。み言葉を教えることに専念している人は、社会的な報酬が少なく、貧しい弱い立場になりやすいので、そのような人の生活を助けるように、ということです。このように、肉の欲望ではなく、御霊の御旨に従って歩んでいくなら、御霊から永遠のいのちを刈り取るのです。パウロはまた、共同体にあって善を行い、失望しないようにとも言っています。諦めずに続ければ、時が来て、良い実を刈り取るようになります。信者は罪なることから離れて、愛を積極的に実践することです。
 律法主義者たちがガラテヤの聖徒たちに割礼を受けさせようとした理由は、肉を誇るためでした(13)。また彼らは、キリストの十字架の故に自分たちが迫害されないために他のユダヤ人たちのように割礼を受けました。人々から良く思われようとしました。使徒パウロは彼らとは違いました。パウロには主イエス・キリストの十字架以外に誇りとするものは何もありませんでした。割礼を受けているか受けていないかは、大事なことではないのです。大事なのは新しい神様の民になることです。私たちも十字架につけられ、新しい創造となった者として、肉の行いではなく十字架だけを誇らなければなりません。


適用:何を誇りますか

一言:十字架


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