□5月5日(主日)
わたしは神の子である
ヨハネの福音書10:22-42(36)
聖書本文
10:22 そのころ、エルサレムで宮きよめの祭りがあった。時は冬であった。
10:23 イエスは宮の中で、ソロモンの回廊を歩いておられた。
10:24 ユダヤ人たちは、イエスを取り囲んで言った。「あなたは、いつまで私たちに気をもませるのですか。あなたがキリストなら、はっきりと言ってください。」
10:25 イエスは彼らに答えられた。「わたしは話したのに、あなたがたは信じません。わたしが父の名によって行うわざが、わたしについて証ししているのに、
10:26 あなたがたは信じません。あなたがたがわたしの羊の群れに属していないからです。
10:27 わたしの羊たちはわたしの声を聞き分けます。わたしもその羊たちを知っており、彼らはわたしについて来ます。
10:28 わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは永遠に、決して滅びることがなく、また、だれも彼らをわたしの手から奪い去りはしません。
10:29 わたしの父がわたしに与えてくださった者は、すべてにまさって大切です。だれも彼らを、父の手から奪い去ることはできません。
10:30 わたしと父とは一つです。」
10:31 ユダヤ人たちは、イエスを石打ちにしようとして、再び石を取り上げた。
10:32 イエスは彼らに答えられた。「わたしは、父から出た多くの良いわざを、あなたがたに示しました。そのうちのどのわざのために、わたしを石打ちにしようとするのですか。」
10:33 ユダヤ人たちはイエスに答えた。「あなたを石打ちにするのは良いわざのためではなく、冒瀆のためだ。あなたは人間でありながら、自分を神としているからだ。」
10:34 イエスは彼らに答えられた。「あなたがたの律法に、『わたしは言った。「おまえたちは神々だ」』と書かれていないでしょうか。
10:35 神のことばを受けた人々を神々と呼んだのなら、聖書が廃棄されることはあり得ないのだから、
10:36 『わたしは神の子である』とわたしが言ったからといって、どうしてあなたがたは、父が聖なる者とし、世に遣わした者について、『神を冒瀆している』と言うのですか。
10:37 もしわたしが、わたしの父のみわざを行っていないのなら、わたしを信じてはなりません。
10:38 しかし、行っているのなら、たとえわたしが信じられなくても、わたしのわざを信じなさい。それは、父がわたしにおられ、わたしも父にいることを、あなたがたが知り、また深く理解するようになるためです。」
10:39 そこで、彼らは再びイエスを捕らえようとしたが、イエスは彼らの手から逃れられた。
10:40 そして、イエスは再びヨルダンの川向こう、ヨハネが初めにバプテスマを授けていた場所に行き、そこに滞在された。
10:41 多くの人々がイエスのところに来た。彼らは「ヨハネは何もしるしを行わなかったが、この方についてヨハネが話したことはすべて真実であった」と言った。
10:42 そして、その地で多くの人々がイエスを信じた。
聖書引用:新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会
日毎の糧
宮きよめの祭りの時、イエス様は宮の中でソロモンの回廊を歩いておられました。ユダヤ人たちはイエス様を取り囲んで、キリストかどうかはっきりするように言いました。彼らは、イエス様のこれまでの話やわざを見ても、まだイエス様を受け入れず、もっと証明してほしいと考えました。イエス様は、ご自分がキリストであることをどんなに話しても、彼らが信じないのだとはっきりと答えられました。そして、再び羊と牧者の話をされました。信じるというのは、羊が牧者の声を聞き分け、牧者のことを知り、ついて行くのと同じです。
牧者のことを良く知っているので、羊は牧者について行きます。そして、羊の健康、成長、毎日の生活に対して、牧者が責任を持ってくれます。羊は、自分がどうやって生きてゆくべきかを心配する必要はありません。同じように、私たちもイエス様について行くなら、イエス様が責任もって私たちを導いてくださいます。そして、絶対に誰にも奪われることのない神様の中での永遠のいのちを与えてくださいます。それは、私たちが何か認められるような事をしたからではなく、ただイエス様の羊であるからだけです。そして、狼がイエス様の羊の命を奪い去ろうとしても、すべてにまさって偉大な神様の御手によって羊たちは守られます。父なる神様とイエス様は一つなので、神様がイエス様にお与えになった羊を必ず守ってくださいます。
ユダヤ人たちは、イエス様が自分を神にしようとしていると責め、石打ちにしようとしました。結局、イエス様がキリストかどうかを本当に知りたくて質問をしたのではなかったのです。ただ、目障りだと思ってやっつけるための口実を見つけようとしていただけでした。イエス様が行ったわざを見て信じさえすれば、イエス様が神の御子キリストであることを信じることができます。そして、イエス様の羊となれます。
祈り:主よ、あなたが私を守り、導いて下さることを感謝します。私があなたを日々覚え、あなたの声を聞いて信仰生活を送ることができるように祈ります。
一言:イエス様を神の子だと信じます
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。