□6月14日(月)


愛は人を育てます


コリント人への手紙第一8:1-13(1))

日毎の糧

パウロは、肉の問題について話すのに、まず愛の話をしています。私たちの信仰と同労は、知識ではなく愛を土台としているからです。当時の市場で販売されていた肉は、偶像に献げた肉でした。そのような肉を食べて良いのかどうか、聖徒たちの間では深刻な問題となっていました。

コリントの聖徒たちはそれぞれ、偶像に献げられた肉についての知識がありました。神様だけが唯一の創造主であり、世の偶像は実在しないのだから、偶像に献げられた食物であっても感謝して食べれば良いと考えていました。食物が私たちを神様の前に立たせるのではないので、食べることも食べないことも自由なのです。しかし、問題は信仰が弱い人たちに対する影響です。彼らはまだ偶像に献げられた肉に対して自由がなく、良心に呵責を覚えました。このような人々の前で、正しい知識があるからと偶像に献げられた食物をむやみに食べるとどうなるでしょうか。また、知識があるからと言って、偶像の宮に座って食べるとどうなるでしょうか。自分は自由だと言って行動しても、そのせいでイエス様の血で贖われた兄弟をつまずかせることにならないでしょうか。兄弟に対して罪を犯すだけでなく、キリストに対しても罪を犯すことになります。ですから、使徒パウロは、もし食物が兄弟をつまずかせるなら、自分は永遠に肉を食べないとさえ言います。これが愛です。愛は人を立てます。しかし、高ぶる知識は人をつまずかせます。知識よりも愛が大事です。



適用:信仰が弱い兄弟たちを思いやりますか

一言:知識より愛

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧