□10月18日(月)


キリストの香り


コリント人への手紙第二2:5-17(15)

日毎の糧

パウロがコリント教会の問題を厳しく叱責したことで、彼らとの関係が悪くなってしまいました。しかし、パウロはあきらめることなく、謙遜に、手紙を送るなどして続けてコリント教会を助けようとしました。そのおかげで、コリント教会とパウロとの関係は回復されましたが、問題を起こしていた人物に対して、教会員たちは処罰を下した後も、続けて厳しい態度をとっていたようです。それに対して、パウロは彼を赦して慰めるように言います(7)。そもそもパウロが厳しく叱責したのは、相手が憎かったり、罰したりするためではなく、彼らを助けるためでした。間違いを犯した人を憎み続けるならば、サタンがその人に働いて、その魂がつまずきかねません。サタンの計略に騙されないために、彼を赦して受け入れるべきです。

コリント教会との関係がまだこじれていた時、パウロは福音を伝えるためにトロアスに行きました。行ってみると、トロアスに福音の扉が大きく開かれていました。ところが、パウロはコリント教会の問題を解決するために送ったテトスに会えず、心にやすらぎがありませんでした。それで、マケドニアに向かうようになりました。こうした中、パウロは、「いつも私たちにキリストの中で勝利をくださる」神様を仰ぎ見ました。また、至る所でキリストを知る香りを放つようにしてくださる神様に感謝しました。キリストを伝える人々は、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神様に献げられた芳しいキリストの香りです。キリストを受け入れない人々には死に至らせる香りです。しかし、キリストを受け入れる人々にとっては命に至らせる香りです。いのちに至らせる香りになるためには、神様の御言葉に混ぜ物をしないで、純粋に神様から与えられたとおりに神様の御前とキリストにあって伝えるのです。



適用:キリストの香りを放ちますか

一言:赦しと感謝の香り

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧