□3月26日(火)


イエス様の祈り


ルカの福音書22:24-46(42)      受難週

日毎の糧

弟子たちの中で、誰が一番偉いだろうかという議論が起こりました。ところが、イエス様は弟子たちに、人々を支配する異邦人の王たちや人々の上に権威を持つ者と同じになってはいけないと言われました。本当に偉い人は、高い地位にいる人ではなく、他の人に仕える人であると言われました。イエス様は、弟子たちにとっては師ですから、いくらでも仕えてもらうことが出来ました。多くの力を持っておられたので、恩人としてもてなされることも出来ました。ところが、イエス様はむしろ仕える人となられました。イエス様は弟子達に仕え、行くところどこででも、会う人々に仕えました。このように仕える生涯を通して、イエス様は一番偉い者となられました。現在自分のいる位置で仕えて生きる人が真に偉い者です。その事が他人の目にはみすぼらしく見えたとしても、神様は偉大な者として見てくださいます。

ペテロは、自分が一番偉い人だと思っていました。そのため、ペテロはサタンの標的にされました。イエス様はこのようなペテロのために祈り、彼が立ち直ったら、兄弟たちを力づけるように言われました。しかしペテロは自分の弱さを悟ることができず、大口をたたきました。このようなペテロにイエス様は、彼が、鶏が鳴くまでに三度イエス様を知らないと言う、と警告されました。イエス様はご自分の弟子ペテロに望みを置かれ、最後まで仕えてくださいました。

裏切られる夜、イエス様は人間の慰めや安らぎを求めませんでした。 その代わりに、父の御心を求めて祈りました。「父よ、御心なら、この杯をわたしから取り去ってください。しかし、わたしの願いではなく、みこころがなりますように。」イエス様は正直に、汗が血の滴のように地面に落ちるまで熱心に祈りました。イエス様は神様に完全に服従し、祈りの場を通して力を見出しました。



祈り:主よ、私が眠っている弟子たちのようにならず、目を覚まして熱心に祈ることができるように、お助けください。あなたの御心が私の人生で成就するまで祈ることができますように。

一言:私の願いではなく、御心がなりますように

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧