□4月15日(月)


私の子よ、何を語ろうか


箴言31:1-9(2)

日毎の糧

 王の母親の心境とはどのようなものでしょうか。母は子に言います。「私の子よ、私の胎の子よ、私の誓願の子よ」母親の愛情のこもった言葉に、子どもは心豊かにされます。自信がつきます。子供は親の心のすべてを受け止め、大きくなります。「私の子よ」と母親が呼びかけ、愛情を込め、期待と心を伝えると、子は親の心を糧にして豊かに育ちます。子を持つ親であるなら、今日から子供に愛情と期待をこめて「私の子よ」と呼び掛けていきましょう。夢と喜び、期待をこめた会話を交わしていきましょう。今日の箴言は、レムエル王が母から受けた戒めであり、愛と誠実さが込められています。

 3つの戒めがあります。一つ目は「あなたの力を女に費やすな」です。古代の王は多くの妻をめとることが出来ました。しかし、多くの妻を置くと、彼女たちを通じて親族間の不正が生じ、女性を餌に王を消し去ろうとする勢力が生じることもあり得ます。男性に女性は必要ですが首ったけにならず、女性も男性に対して同様であるべきでしょう。異性にばかりエネルギーを注いでは、依存的な生き方となり、聖霊の導きを受けることができません。二つ目は、王であるなら「酒を飲まないこと」です。酒を飲むと分別を失い、さばきを曲げてしまいます。悲しいとか、寂しいとか、苦しみを理由に酒を飲む人がいますが、実はそのような時こそ酒を控えるべきなのです。酒を飲むと、孤独を打ち破る力、悲しみや苦しみに打ち勝つ力を失うからです。孤独な時、苦しみの時こそ、みことばでいやされて、知恵をいただいて乗り越えることが大切です。三つ目は、「弱い者の世話をすること」です。王は口のきけない者や不幸な人の訴えのために情熱を注いで働くべきです。彼らは社会的にも弱者で、思うように自分を守ることもできないので、このような者たちのために正しくさばかなければなりません。権力者とつるんで享楽にふけることより、弱者を助け、国家の綱紀保持の徹底を図るべきでしょう。



祈り:主よ、私が異性とお酒に自分の力を使わないで、主と困っている隣人たちを愛するために使うようにお助けください。

一言:王道を守ろう

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧